DISCO

Guitar Renaissance V [翔]

2012/09/12 発売 ¥3,000(税込)/EWBS 0189

渡辺香津美のライフワーク、ソロ・アコースティック・プロジェクト「ギター・ルネッサンス」のシリーズ5作目はコンサートでも大好評の「ヘイ・ジュード」で幕を開ける。オープンチューニングのハーモニクスが美しい本人の編曲による「家路」、シリーズ定番のバッハの無伴奏チェロ組曲1番から「メヌエット」と「ジーグ」、12弦ギターによる超絶ハーモナイズの「バードランド」など、ジャズ・ギタリストの枠に納まり切らない渡辺香津美の世界がここぞと展開される。

また被災地支援コンサートの帰路訪れた岩手県釜石市で、出会い、触発された「復興の鐘」の響きに乗せて作曲したM10「リヴァイブ - 復興の鐘」は盟友・清水靖晃(ts)をゲストに迎えた、美しくアグレッシヴな即興が聞きもの。「年月を超え渡辺香津美の音楽空間を共有できて嬉しかった」と語る清水の奏でる美しいテナーサウンドと渡辺の12弦ギターがスタジオの中で再び響き合う感動のテイクとなった。なお同曲は渡辺が準レギュラーを務めるNHK国際放送「J-MELO」の番組エンディングテーマとして現在OA中。

特筆すべきは名器ハウザーIII世で爪弾かれる「川の流れのように」、故加藤和彦氏に捧げられた「イムジン河」の日本~アジアモチーフもの。これまでにもシリーズ2作目で「ゴンドラの唄」を、3作目で「月の沙漠」を収録したが、渡辺の奏でる「時代への癒し」のトーンに耳を奪われる。ジャズファンに向けても、定番スタンダードを香津美流にお届けするM2「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」、録音中に本人がtwitterでつぶやきリクエストを募集したM11「マイ・フェイヴァリット・シングス」4拍子版など盛り沢山。カバーアートはシリーズ全作に渡り千住博画伯によるもので、今作は「雲龍」。アルバムを象徴する【翔】の文字とアートワークに込めた思いとともにギタリスト・渡辺香津美の今を堪能したい。
 
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収録曲

01

ヘイ・ジュード (J. レノン / P.マッカートニー)

02

家路 交響曲第9番「新世界より」 (A. ドボルザーク)

03

メヌエット I - II 無伴奏チェロ組曲第一番 BWV 1007(J. S. バッハ)

04

メヌエット I - II 無伴奏チェロ組曲第一番 BWV 1007(J. S. バッハ)

05

ジーグ 無伴奏チェロ組曲第一番 BWV 1007( J. S. バッハ)

06

バードランド (J.ザヴィヌル)

07

芸森ブルース (G moll) (渡辺香津美)

08

イムジン河(高宗漢)

09

川の流れのように(見岳章)

10

リヴァイヴ - 復興の鐘 (渡辺香津美)

11

マイ・フェイヴァリット・シングス (R. ロジャース)

タイトル:ギター・ルネッサンスV

アーティスト:渡辺香津美(g)
スペシャルゲスト: 清水靖晃(ts) on M10
品番:EWSA 0189
仕様:CD/SACDハイブリッド仕様
DSD Mixing によるステレオ音声を収録
発売日:2012年09月12日
価格:税別定価¥2,857(税込3,000)